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SAIWAI design Blog

本と装丁、猫・鞄・藍染・ヨガ・芸術。旅とビオワインと日本酒

スターウォーズ 最後のジェダイ

あけましておめでとうございます
今年もよろしくお願いいたします

年末にMacがクラッシュしドタバタの年末年始でしたが、とはいえ休み中にひとつくらい正月らしい事をしたいと映画館でSW新作鑑賞。

自分にとってSWは大草原の小さな家なので、オープニングのロゴと音楽を映画館で聞くだけでもういいだろ…と、良いとか悪いとか言いようがない作品なのですが、これからますます重要人物になってゆくであろう「カイロ・レン」演じる俳優アダム・ドライバー。「ローガン・ラッキー」「パターソン」「フランシス・ハ」「インサイド・ルーウィン・デイヴィス」気になる映画に随分出ていることを知り、とても気になっています。

GWのGHIBLI

仕事が基本のGWの中1つくらいらしいことを、ということで前にいつ来たか覚えてないくらい、ものすごく久しぶりに行ってきました。

前に来たときよりもカラフルな外観になった気がしますが、その色もド派手じゃなくいい感じ。外国人旅行者が半分より多いくらい、子どもと大人の比率は大人6:子ども4くらい。しかし、国籍、年齢、性別問わず、みな明らかにキラキラした瞳をしてる(おそらく自分も)。

建物から内装、スタッフの制服、ちょっとした案内板まで全てがジブリクオリティ。うっかり楽しい気持ちを消してしまうようなうらぶれたものは1つもありません。

そして展示、映画の仕組みをわかりやすく伝える常設展や企画展も素晴らしいのですが、個人的には宮﨑駿と男鹿和雄の絵の上手さが堪能できる「映画の生まれる場所」が圧巻。宮﨑駿が鉛筆でさらさらと描いたであろうイメージカットひとつとっても「作品」として成立するくらい上手い、もう本当に上手すぎて惚れ惚れする。さらに実際の映画では使われなかったであろうカットなどもさり気なく貼ってあったりして(例えば、ユパがテトを砂漠で拾ったときのカットなど)たまらないよこれは…。

そうしてすべての展示を堪能したあとは、美術館常設のミニシアター「土星座」で現在上映中の「めいとこねこバス」を観て(泣くような映画じゃないのにウルッときてしまうのはなぜだろう?)、sousou45rpmとのコラボアイテムまであるミュージアムショップでお土産を買い、前に来たときには無かった気がする広いデッキですごく美味しいホットドックと風の谷のビールで乾杯。とてもいい一日でした。


やっぱりこの瓶、持って帰ればよかったかな…。


今回のお土産。黒トトロ(「めいとこねこバス」に出演中)

三鷹の森ジブリ美術館
チケットは毎月10日発売の予約制なのでご注意を

昼夜黒猫便(12)滅多に喉をならさぬ男

岡尾美代子さんとパッケージ(と装丁)

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ガチャガチャの景品で受け取ったクマのヨーヨー(動かすと光る)

 

とてもいい空気の流れる青山のブックカフェ「HEIDEN BOOKS」に行くついでにカフェのすぐ近くにある、ほぼ日の「TOBICHI 2」へ寄ったところ、ちょうどスタイリスト・岡尾美代子さんのイベントが行われておりました(イベントは10/31で終了しております)。

入り口で、スウェットとデニムと黒縁眼鏡、小ざっぱりとした女性が出てきた瞬間「あ!岡尾さん!」と心の中で叫ぶ。本当に着慣れている普通の格好に見えるのだけど、どれもがジャストなサイズで(たとえば裾の長さなどのサイズ感がすべて絶妙ということ)とても清潔感があるのが印象的でした。

会場で販売されていたのが、日めくりカレンダーと、そのモチーフになった物の一部、彼女が作った服や雑貨、そして彼女が旅先で購入したであろう絶妙な可愛さの物たち。

どれも良かった。そして、物もいいけどパッケージングも絶妙。あらためてパッケージデザインの大切さを思い出す、とても良い寄り道となりました。

 

ちなみに、パッケージデザインと(狭義の)広告デザインの差は何かと考えると「平面か立体か」という話になりそうですが「では装丁は?」と問われれば「ちょうど真ん中にあるもの」と答えます。

プロダクト寄りか、広告寄りか、アプローチは様々ですが、結局のところ、どちらもとても大事なことなのです。

 

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日めくりカレンダーのパッケージ(真空パック)

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ちなみにこれがSAIWAI DESIGN STOREのパッケージ(MINI BAG)

 

 

変化への恐怖

iPhoneのOSをアップしたことを契機に、macOSからAdobeのソフトまで最新にせざるを得ない状況になり、今とっても苦労してます。

モリサワしかり、アドビしかり、アップルしかり、一社独占状態ゆえに起こる乱暴かつ無意味なアップデートという問題はあるとしても、とどのつまり、いま自分が感じている苦しさは「変化への恐怖」なのだと、ヨガをしていて気がつきました(どんよりした気持ちを切り替えたいと思いあえてレッスンに出ました。なぜかすごく集中できた気がする・笑)。

「変化をしなければ生き残れないが、変化を求める限りアンバランス(=苦しく)にならざるをえない。しかしそれを拒めば、じりじりと滅びるだけ」という価値観があり、それはそれで一理ある気もします(じゃあ「100年以上続いている老舗」のような商売がたくさんある日本ってどうなんだよ?という疑問もあり、これもまた検証に値するテーマではありますが)。

ブックデザインという限定した世界の話でも、ある程度の年齢になりつついまだ現役で生き生きと仕事をしているデザイナーは「とにかくミーハーに新しいものに変えていく」という面がある気がします(なぜ講談社装丁賞を取ってないのか不思議でならない多田和博氏はそのようなことを言っていたと思う)。

とはいえ、実際自分がその状況になると、変化って辛いですなぁ。

ライセンス制になり、現状ポンコツなこのソフトのために毎月一定額を、自分がこの仕事を引退するその日まで払い続けるということを思うと、まるで奴隷になったような気分になりますが、見た目がガラッと変わった割に触ってみれば構成や機能は古いバージョンとほとんど変わらないということも理解できつつあり(作った側は変わったことを見た目でアピールしたいんだろうけど、自分からすれば見た目の変化自体に強い拒否反応が出るのでやめたほうがいいと思う)、また、もう、すぐにでも仕事をやらなくてはならない状況なので、新しいソフトにもすぐ慣れると思います。

そして、ポンコツなソフトが正常に立ち上がらない状況に陥り続けているなかで自分のマインドは「もうなんでも試してやろう、どんどん新しいもの入れてしまえ」という感じに変化したようです(例えばグーグル文字変換。どうせグーグルには情報吸われ放題だし、究極なこと言えば吸われて困るような重大な秘密なんか自分には無いし(せいぜい誰かのツイートで名前を知り、エロいものを検索したくらい?)、何かあったとき自分を証明するには全部ログを残して皆に見える状況であるほうがむしろ防御になるんじゃないかとすら思い始めています)