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SAIWAI design Blog

本と装丁、猫・鞄・藍染・ヨガ・芸術。旅とビオワインと日本酒

江之浦測候所が見学予約開始

現代美術家/写真家・杉本博司氏が手がけた「江之浦測候所」が小田原に完成し、見学予約開始とのこと。
正直どんなものか全くわからないが、杉本氏が改修を手掛けた熱海のMOA美術館と合わせ、そう遠くない時期に行きたい

江之浦測候所
http://www.odawara-af.com/ja/enoura/

朝日新聞デジタル:天と海の境にアート空間 小田原・江之浦測候所
http://www.asahi.com/articles/ASK6X2H6LK6XULOB002.html

 

昼夜黒猫便(10)多頭飼いの喜び

20150912_0010

人間相手では到底できない激しい追っかけっこができること。

 

良く似ているごまとこぶおですが、もともとは他人。
密かに期待していた猫だんごを見ることはまったくできませんが、
それでもだんだんお互いに慣れてきているようです。

goma_kobuo

左)ごま 右)こぶお

寒くなってきました。

いつも通りの半身浴、冷えた身体から汗が出るまでの時間が8月の倍かかる。そういう季節になりました。

samui

ふとんがよいのじゃ。

張り込み日記 Stakeout Diary

美術展カタログ以外で、
久しぶりに欲しい写真集を見つけた。

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張り込み日記 Stakeout Diary

昭和33年に起こったバラバラ殺人事件の捜査にあたる本物の刑事に写真家・渡部雄吉が密着した作品(なんでそんな事が可能になったのかネットで調べた限りではわからず。申しわけない)

撮影された年に雑誌で発表されたあと、そのまま埋もれてしまったこれらの写真120枚を2006年イギリスの古書ディーラーが神保町で発見。それがきっかけとなり2011年フランスで写真集発売。世界中で評判となり日本版も出る事に。
日本版を作るにあたっては海外版の作品+渡部雄吉の息子さんが保管していたネガも合わせてセレクト・プリントし直したとのこと。

映画さながらの事件の臨場感はもちろん、昭和33年当時の風景、そして何より刑事たちのハンチングとロングコートの格好良さがたまらない。見れば見るほどaugust sanderの写真に写る人々のように魅力的だ。

 

渡部雄吉「張り込み日記 Stakeout Diary
出版社:roshin books
価格:4,286円+税

写真に何を求めるか

夏休み中、新国立美術館の「ANDREAS GURSKY(アンドレアス・グルスキー)展」に行ってきました。

この作品など、もともと何点か作品を知っていたので「非常にフラットで巨大な、見たことの無い景色写真」を見たくて行き、確かにそれを見たのですが、ある小ぶりな作品の解説テキスト「この景色をより純粋な形で見せるために、対岸にある家並みをすべて消去しました」を読んだ瞬間、自分の中のワクワク感がゼロになってしまいました。

たとえば、やなぎみわの作品や、ジェフ・ウォールの作品ように、はじめから作り込んだ写真であれば、ガッカリするようなことはありません。「スーパーリアルな絵」として、写真でしか表現できない密な細部を楽しみ、また逆に、どんなに作り込んでも出てしまうモデル(人間)の生々しさを(いじわるに)探す楽しみ方があるからです。

しかし「圧倒的な景色」を期待して見に行った展示で「一部、加工で作ってるんですけどね」と言われてしまうと、どうしても全部が嘘に見えてしまうし、その嘘を知った上でも感動できるような強度が作品にあったかと問われれば「ない」というのが自分の感想でした。

「嘘では駄目なのか?」「そもそも写真は真実を写すものなのか?」という本質的な問いについては、正直難しすぎて自分には上手く答える事ができません。ただ、私にとって「感動する写真」とは「美しさ」だけでなく、ある種の「真実」が強く存在しないと駄目なようです。たとえば、有名なこの作品のように。

そういう意味で、私が求める「写真」は、下に紹介する展覧会にあるのかも知れません。日帰りで行くには遠いところなので見に行くことは無理かもしれませんが、作品集だけでも手に取りたいと思っています。

増山たづ子:すべてが写真になる日まで」IZU PHOTO MUSSEUM